2024年03月04日

平松玉石投入による瀬の再生について

1月30日から国交省により平松の再生に向けて玉石を投入してもらいました。
これは、平松の上にある瀬から下流の河床が下がり、岸際が崖のようになっていることや、一番上の瀬がどんどん上流に上がっていくことで、河川管理上も問題となる恐れがあるため行った工事です。
投入する玉石は、上流部の永瀬ダムでの浚渫工事や県道工事により出たもので、平松の急勾配の落ち込みを長くなだらかな瀬にするため投入します。施工に際しては、専門家の指導のもと工夫して入れており、まず玉石を敷き詰めて下がった河床を100分の1勾配に上げて、石と石の隙間へ細かい砂利を入れて固めます。最後に選別した巨石を埋めて、大きな水が出ても瀬肩が崩れにくいように施工しています。
これにより、平松が昔のような一級の漁場になってもらいたいと期待するところです。
下に施工前の平松の川状況写真、施工中の写真、施工後の写真を掲載しますのでご覧ください。

全景@
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全景A
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階段のようになった短い瀬
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階段のようになった短い瀬の下流 瀬のない緩い流れになっている
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投入する玉石@
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投入する玉石A 大きなものと選別し投入する
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投入する玉石B
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玉石を投入しているところ
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砂利を敷き詰めているところ
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瀬肩を崩れにくくするため専門家の指導のもと巨石を投入しているところ
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施工後@
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施工後A
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posted by 物部川漁業 at 15:51| Comment(0) | スタッフより

アマゴ冬季釣り場終了のお知らせ

2月29日(木)にて県の特別採捕許可により実施しておりましたアマゴ冬季釣り場が終了しました。
採捕人登録をして、アマゴ冬季釣り場に参加された方は報告書の提出をお願いいたします。
提出いただいたデータはまとめて県に報告し、今後県の漁業調整規則を改正し上流部アマゴ釣りの周年化をするための貴重な資料となりますので、ご協力よろしくお願いいたします。
posted by 物部川漁業 at 10:57| Comment(0) | アマゴ情報

稚アユの遡上について

3月1日(金)に、西日本科学技術研究所で勤められていた藤田氏に稚アユの遡上を撮影していただきました。
観察を行った場所は横瀬、平松、上岡山(バイパス下流)、深渕床止下流の計4箇所で実施しています。
観察を行った最下流の横瀬では、瀬脇の川岸に沿って濃密な遡上群が確認できたそうです。
また、深渕床止下流では20尾程度の1群が確認されたのみであったとのことで、おそらく深渕床止めがこの時点での遡上最上流端であったであろうとのことです。
下に撮影した画像や動画を掲載しますのでご覧ください。

横瀬
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上岡山(バイパス下流)
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深渕床止下流
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横瀬 河口から1q300m付近


上岡山(バイパス下流)河口から2q500m付近


深渕床止下流 河口から3q200m付近
posted by 物部川漁業 at 10:34| Comment(0) | アユ情報