例年放流しているアユのサイズは10g〜13gほどですが、今年は上韮生川と舞川に試験的に6g〜7gのアユを放流し、その他の場所についても9gのアユを放流しました。小さいアユですので昨年と比べると放流総重量は少なくなりますが、放流尾数は例年の約1.5倍となっています。当初は水温が7〜8度と低く、さらに冷え込んだ日もあり一部のアユが下がりましたが、そのような状況も何とか持ちこたえてくれ一安心しておりました。
しかしながら、昨年は県下で2,000羽弱だったカワウ生息数が、今年は県下で4,000羽以上生息が確認されており、物部川の永瀬ダムでも50羽ほどのカワウが居着いていることも確認しております。
また、4月2日午前7時50分頃に有害鳥獣駆除員に捕獲してもらったカワウの胃の中から、50匹の稚アユがでてきおり、50羽のカワウが1日稚アユを100匹食べると仮定すると、毎日5000匹のアユがいなくなる計算となり、上流部解禁までアユが残っているのか心配されます。
下に各河川での、放流の様子を掲載しますのでご覧ください。
3月8日 上韮生川 五王堂
3月8日 上韮生川
3月8日 上韮生川 南池橋下
3月14日 上韮生川 土捨て場@
3月14日 上韮生川 土捨て場A
3月15日 舞川
3月15日 舞川
3月18日 槇山川
3月18日 槇山川
3月18日 槇山川
3月19日 日ノ御子川
3月19日 日ノ御子川
4月2日 駆除したカワウの胃の中にいた稚アユ
